更新日: 2024年05月08日

知識と知恵の象徴
「ブルートパーズ」

歴史や意味、その魅力、お手入れ方法まで

ブルートパーズの価値や歴史、意味について


古代から人々を魅了し続ける青い煌めき

ブルートパーズは、古代文明から現代まで人々を魅了し続けてきた宝石です。古代エジプト人は、この石が太陽神ラーの力を秘めていると信じており、古代ギリシャ人は知識と知恵の象徴として崇めていました。中世ヨーロッパでは、ブルートパーズが宗教的な象徴として使用され、聖人や王を描く際の装飾品として頻繁に用いられました。

ブルートパーズを付けた指輪

16世紀になると、ブラジルで大量のトパーズが発見され、特にブルートパーズはその鮮やかな色合いから高く評価されるようになりました。また、ロシアのツァーリ(皇帝)もこの宝石を愛し、特別な鉱山から採掘されたトパーズはロシア皇室専用とされました。


ブルートパーズが持つ意味や価値

11月の誕生石でもあり、そして射手座の星座石でもあるブルートパーズ。
石言葉として、次のようなものを持ちます。

  • 友情
  • 知性
  • 希望
  • ブルートパーズは、聡明さや誠実さ、真実を象徴する宝石です。また、平和と調和をもたらし、ネガティブな思考をクリアにし、ストレスや不安を和らげるとも言われています。自己表現と創造性を高め、目標達成まで導く効果を持っています。

    一方で、ブルートパーズは「愛の石」とも言われてきた歴史があり、真実の愛を見つけ、人間関係を強化するのに役立つと信じられています。

     

    ブルートパーズを付けた指輪


    世界各地のブルートパーズ:産地とその特徴

    世界中にブルートパーズの産地は点在していますが、特に有名な産地としてブラジルが挙げられます。その他にも、アメリカのテキサス州、メキシコ、ナミビア、マイアンマー、オーストラリアなどでも採掘されています。

    ブラジルで産出されるブルートパーズは、一部が自然のものもあるものの、一部は放射線照射や加熱処理によって色を強くしたものが多いです。一方、ナミビアやロシアなどでは、非常に深い青色のブルートパーズが産出されており、多くの愛好家から人気を博しています。

     

    ブルートパーズと相性の良い宝石や地金

    ブルートパーズを付けた指輪

     

    ブルートパーズの透明感あふれる青色は、多くの宝石や地金と組み合わせることができます。シルバーやプラチナ、ホワイトゴールドと組み合わせると、ブルートパーズの鮮やかな色合いが一層引き立ちます。また、イエローゴールドと合わせることで、より豪華な雰囲気を醸し出すことも可能です。

    また、他の宝石との組み合わせも自由自在。モルガナイトなど、淡く透明度の高い宝石と合わせることでブルートパーズの色が際立ち、高貴な印象を与えます。また、アメジストやピンクトルマリンなどの色彩の強い宝石と組み合わせても、優雅でフェミニンなジュエリーに仕上がります。


    ブルートパーズの煌めきを永く保たせるために

    ブルートパーズは硬度が7と比較的硬いため、日常的な着用にも向いている宝石と言えます。ただ、やはり衝撃には弱いため取り扱いには注意が必要です。また、長時間の直射日光に晒すと色褪せする可能性もあるので、保管には暗い場所を選ぶことをおすすめします。

    清掃する際には、柔らかい布と温かい水、そして中性洗剤を使いましょう。強い洗剤や薬品、超音波洗浄器はブルートパーズにダメージを与える可能性があるため避けるようにしてください。

     

     

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