更新日: 2024年10月21日

鮮やかな桜色、
愛を象徴する宝石
「ピンクトルマリン」

その歴史や価値、魅力、お手入れ方法まで

ピンクトルマリンの歴史や意味、価値について


虹のように鮮やかな色彩「トルマリン」

ピンクトルマリンは、華やかな桜色が特徴的な宝石で、その歴史は古代エジプトにまで遡ります。トルマリンはそもそも、ピンク以外に紫・青・緑など様々な種類があり、そのことから古代エジプトでは、「虹を辿って太陽まで渡った宝石」と称されていました。トルマリンの色相や色の深さは、ルビーやピンクサファイアと近いものがあり、鮮やかさ・華やかさを併せ持った宝石でもあります。

ピンクトルマリンを付けたイヤーカフ

ピンクトルマリンの鮮やかなピンク色は、多くの宝石愛好家を魅了し、特に東洋の国々では女性の美しさを象徴する宝石とされてきました。また、18世紀にはオランダの商人がこの美しい桜色のトルマリンをヨーロッパに持ち込み、多くの王室や貴族に愛されるようになりました。


ピンクトルマリンが持つ意味や価値

10月の誕生石でもあり、そして天秤座の星座石でもあるピンクトルマリン。
石言葉として、次のようなものを持ちます。

  • 希望
  • 幸運
  • 希望
  • トルマリンは、愛情や友情、幸福を象徴するとされています。心を落ち着け、愛情を深め、持ち主に幸運を手繰り寄せると信じられてきました。

    また、トルマリンの中でも特にピンクトルマリンは、その色合いから「愛の宝石」とも呼ばれており、恋愛に関して前向きになれる力や、身につける人をより美しく見せる力があるとされています。

     

    ピンクトルマリンを付けたイヤーカフ


    世界各地のピンクトルマリン:産地とその特徴

    ピンクトルマリンは、ブラジル、アフガニスタン、アメリカ、マダガスカルなど、世界各地で採掘されています。特にブラジルは、その豊富な産出量と美しい色彩で知られ、最高品質のピンクトルマリンが産出される地域として評価されています。

    この他にも、ナイジェリアやモザンビークもピンクトルマリンの主要な産地となっており、その色や品質は地域によって微妙に異なるため、愛好家にはその個性が魅力となっています。

    CADNIで取り扱っているのは、主にマダガスカル産。透明度と色彩のバランスを見ながら、より華やかな色合いのものを選び抜きカッティングしています。

    ピンクトルマリンと相性の良い宝石や地金

    ピンクトルマリンのイヤーカフ

     

    ピンクトルマリンは、その柔らかなピンク色から、イエローゴールドやピンクゴールドといった地金との相性が良いとされています。特にピンクゴールドとの組み合わせは、その女性らしさを引き立て、上品さや華やかさを演出します。

    また、パールやモルガナイトなどと組み合わせることで、一層豪華な印象に仕上げることができます。特に、モルガナイトの澄んだ輝きとピンクトルマリンの優美な色彩のコントラストは、エレガントなジュエリーを作り出します。

     

    ピンクトルマリンの煌めきを永く保たせるために

    ピンクトルマリンは比較的堅牢な宝石ですが、それでも手入れを怠ると色褪せやキズが生じる可能性があります。そのため、日頃から適切なケアが必要となります。

    まず、汗や皮脂、化粧品などが付着した場合は、柔らかい布で優しく拭き取りましょう。また、定期的に温かい水と中性洗剤で洗浄することもおすすめです。

    ただし、急激な温度変化はピンクトルマリンにダメージを与える可能性があるため、熱湯での洗浄は避けてください。また、硬い物との衝撃も避けるようにしましょう。
     

     

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